通行料金がかかる高速道路を避けて、一般道路を利用するトラックが増えているという報道があった。
高速道路、一般道路、どちらを利用しようがトラックの勝手だと思っていたが、地元の人の話だと、トラックは飛ぶようなスピードで走っていると言う。めちゃめちゃなスピード違反していることを、勝手でしょで済む話ではない。
そこで、違法トラック掃討計画第1回が始まった。
ある日の午後、妙高市の国道18号線沿いの駐車場に、20台ほどの車で賛同者が集まった。
近くの信号が赤で、信号で待っている車もない状態を確認して、20台ほどの車が続々と国道18号線に出て、隊列を組んで法定(制限)速度で走り始めた。
ノロノロ運転をして、車の通行を妨害することは、道路交通法違反である。しかし、法定速度前後で走っていれば、違反にはならない。(安全を確保するために必要であれば、法定速度以下でも問題ない。)
ふつうに走っている車が1台だけだと、後ろから追い越してくる車を阻止することは難しい。
しかし、20台あると、隊列の長さは500mほどあり、簡単には追い越せない。途中で割込まれない程度に車間距離を取るようにしたので、隊列はもっと長かったかも知れない。
ほどなく、何台かの大型トラックが隊列の後ろについたが、それほど車間距離を詰めてこなかった。
郊外の国道とはいえ、信号で止まることはある。信号で止まった後は、前の車に追いつく気持ちで少しだけペースを上げた。信号などで割り込んできた車が、ライトを点滅させて追い越しの合図をしてきたときは、少し左に寄って追い越させた。しかし、極力、止まらないように気をつけた。
止まってしまうと、隊列の後ろにいるたくさんの車がまとめて追い越してきて、しばらく身動きが取れなくなるし、追い越しを阻止している意味がなくなるから。
長野市内に入り、4車線区間が続くようになったところで、駐車場に入って、隊列走行は終了した。
この後、同じ区間をもう1往復して、この日は解散した。