平成18年

11月12日

私は初めて行くホームセンターの屋上駐車場に入った。
駐車場への坂道は対面通行で、屋上付近で急カーブして屋上につながっていた。
屋上に近づいた。右の方に駐車場が見えてきたが、センターラインはまだまっすぐだ。カーブが深いようだ。私はセンターラインを踏まないようにハンドルを切った。左前方は壁がせまっており、壁にも注意しながらゆっくりとカーブを通過した。

あとは屋上の駐車場を走って、なるべく「店内入口」に近いスペースに車を止めるだけだった。
そのとき、駐車場入口の急カーブのところをセンターラインをこえて「近道」して、 右後ろから近づいてくる車があった。
先に行かせてたまるかと思った私は、その車の前をキープしつつ、駐車場内をゆっくりめに走った。
後ろの車は空ぶかしを始めた。「近道」して急いだのに私の先に行くことができず 腹を立てたのかも知れないが、道をゆずる義理もない。
駐車スペースが隣になったりしてはトラブルになりかねないので、「店内入口」に最も近い空きスペースをはずして車を止めたが、その車は意外にももっと遠い場所の方へ走って行った。

12月17日

私は鉄道の駅周辺の狭い道を車で走っていた。
普通車なら十分すれ違えるが、曲り角あり、電柱ありで、楽な道でもない。
その道は歩いて通ったこともあり、車が近くを通るとヒヤッとするときもあった。
だから、歩行者にも特に注意するルートでもあった。
対向車とのすれ違いのために、ところどころで止まらなければならなかったが、信号はなく、比較的すいていた。

しばらくすると、後ろで●色の車が空ぶかしを始めた。
私に対して何か言いたそうな雰囲気だったが、それに気を取られていては危ない。
より気を付けねばと思って、私はふだんよりゆっくりと走った。
そのうち後ろの車がクラクションを何回か鳴らした。
何だろうと思って、私は2、3秒間車を止めた。
後ろの車はまだ追い越してはこなかった。

もしかして半ドア?、トランクが開いてる?
雰囲気からしてそうではなさそうだと思い、運転を続けた。
ここで車を降りて後ろの車の運転手に話しかけてみたい。けどできない。
<想定問答>
私:「どうしました。」
後:「もっと速く行ってほしいのですが。」
私:「申しわけありませんね。道は狭いし、歩行者もいるしこれ以上速く行くのは無理ですよ。ちょっと先で車を左に寄せますから先に行って下さい。」
後:「いいから、はやく行ってもらえませんか。」
私:「はーい。申しわけありません。」

全然すいている広い道に出ると、後ろの車も同じ方向に来るではないか。
しかし、後ろの車はおとなしく、私を追い越して走り去って行った。

12月23日

私は右折車線で信号待ちをしていた。
その信号では右折専用の矢印信号が出ている間しか右折できない。
(このことは今回のできごととは関係ない)
前の車に続いて右折し終わったとき、後ろの方でクラクションの音が聞こえた。
交差点に入ったときには右折の矢印が消えるのが見えたので、右折が強引だったかと思った。
実際には後ろに1台の車がいて、その車が鳴らしたものだと思われる。

右折する前を振り返ってみる。
その交差点は、片側2車線の道路どうしが交わる大きな交差点で、右折の停止線から交差点の中心に向かって点線のガイドライン標示がある。そのガイドラインに従うと、車は停止線からしばらくの間直進し、交差点の中心部に近づいたところで右へハンドルを切ることになる。しかし、多くの車は停止線を通過するとすぐに右へハンドルを切っていた。
後ろの車も停止線を通過するとすぐに右へハンドルを切ったのだろう。そのほうが交差点内の走行距離が短い。その結果、同じ速度で走ったとしても私の車との距離が縮まって焦ったのだと思った。

右折を済ませると後ろの車は左車線を走っていた。
これは追い越してくるなと思って、私は勢いよく加速したが、すぐに制限速度に達したのでアクセルを戻した。ほどなく後の車は私を追い越し、すぐに右車線に戻ってきて、次の信号の右折車線に止まった。
すぐ止まるのに、必死になって1台追い越すとはセコイ。
こんなことだから、自動車からのCO排出量は減らないのだと思った。
私は、その車を追い越し直進した。

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